明日への展望 東信貴ヶ丘支部 谷口利広
私たちの支部(東信貴ケ丘福寿会)は会員数78名で、90代の方が10名、80代が39名おられる。60歳代は5名だ。平均年齢は、80.1歳である(平成29年4月1日現在)。
先輩方の、本会へのこれまでの多大な貢献については、常々、感謝を申し上げている。健康に留意され、今後も折に触れアドバイスをいただきたいと思う。これまでの例では、脚が弱ってくると退会されてしまうことが少なくなかったらしい。機会あるごとに「引き続き会員で居ていただきたい。先輩方が会員として居られることが、私たち後輩の大きな励みとなる」と会員継続をお願いしている。現在は、年齢を理由に退会される方はほとんど無い。会員増のためには、退会者を減らすことも求められる。
私は平成27年度からの入会だが、入会当初の本会会則には、卒寿や百寿の「祝賀規定」が無かった。すぐに役員会で提案し、平成28年4月の総会で承認された。すでに90歳を超えておられた方には、遡ってお祝いをさせていただいた。現在96歳の方が最高齢である。4月の、三室山での「花見会」にも参加された。矍鑠としたお姿は範となる。近い将来、百寿をお祝いすることに。そうなれば、本会の現役会員としては初めてのことだ。他の方も続くだろう。
団塊の世代の殿(しんがり)は、60代後半となった。東信貴ケ丘においても、60歳以上の人口は増えている。であるのに、新規加入者は多くない。東信貴ヶ丘に限らず、世間では「老人会なんて年寄りの集まり、自分とは無縁だ」と考える男女が増えているのだろう。
会を活性化し、今後も存続させるためには、比較的若い世代の新規加入者を増やすことが求められる。ある県の過疎の地域では80代後半以上が大半となり、役員の引き受け手が無く廃会となるところが続出していると。会員数の減少の背景には、個人を重んじる風潮やライフスタイルの変化、及び趣味や価値観の多様化などがあるだろう。これらが、「年寄りの集まり、自分とは無縁だ」につながっていると思われる。加えて、年金受給年齢の引き上げも、大きく影響しているだろう。
高齢者の健康づくり、友愛活動といった高邁な目的がありながら、なぜすんなりと受け入れられないのか。急速に進む高齢化社会の中で、高齢者のクラブは今後地域でどのような役割を果たし、担っていくのか。課題は尽きない。
自分たちの会が、対象世代の真のニーズに応えられているのかと考えるとき、「応えている」と即答できるだろうか。個々の会員がこれまでの人生経験を生かして、主体的に活躍できる場をつくるなども求められる。対象世代のニーズに可能な限り応えていくと共に、それぞれの会の役員はもとより、全会員が情報を共有し、比較的若い年齢層の会員増めざして今何らかの手を打たなければならない。でなければ、各会の、そして三老連の明日への展望は開けない。(「矍鑠」第2号(平成29年4月発行)から)
支部の中でも比較的勢いがあると言われている私どもの東信貴ヶ丘支部だが、その会員数は53名(平成31年4月1日現在)にまで減った。厳しい現状を物語っている。ただ、7月になって新入会が1名あった。これを契機に増やしていければと思っている。(7/14記)
先輩方の、本会へのこれまでの多大な貢献については、常々、感謝を申し上げている。健康に留意され、今後も折に触れアドバイスをいただきたいと思う。これまでの例では、脚が弱ってくると退会されてしまうことが少なくなかったらしい。機会あるごとに「引き続き会員で居ていただきたい。先輩方が会員として居られることが、私たち後輩の大きな励みとなる」と会員継続をお願いしている。現在は、年齢を理由に退会される方はほとんど無い。会員増のためには、退会者を減らすことも求められる。
私は平成27年度からの入会だが、入会当初の本会会則には、卒寿や百寿の「祝賀規定」が無かった。すぐに役員会で提案し、平成28年4月の総会で承認された。すでに90歳を超えておられた方には、遡ってお祝いをさせていただいた。現在96歳の方が最高齢である。4月の、三室山での「花見会」にも参加された。矍鑠としたお姿は範となる。近い将来、百寿をお祝いすることに。そうなれば、本会の現役会員としては初めてのことだ。他の方も続くだろう。
団塊の世代の殿(しんがり)は、60代後半となった。東信貴ケ丘においても、60歳以上の人口は増えている。であるのに、新規加入者は多くない。東信貴ヶ丘に限らず、世間では「老人会なんて年寄りの集まり、自分とは無縁だ」と考える男女が増えているのだろう。
会を活性化し、今後も存続させるためには、比較的若い世代の新規加入者を増やすことが求められる。ある県の過疎の地域では80代後半以上が大半となり、役員の引き受け手が無く廃会となるところが続出していると。会員数の減少の背景には、個人を重んじる風潮やライフスタイルの変化、及び趣味や価値観の多様化などがあるだろう。これらが、「年寄りの集まり、自分とは無縁だ」につながっていると思われる。加えて、年金受給年齢の引き上げも、大きく影響しているだろう。
高齢者の健康づくり、友愛活動といった高邁な目的がありながら、なぜすんなりと受け入れられないのか。急速に進む高齢化社会の中で、高齢者のクラブは今後地域でどのような役割を果たし、担っていくのか。課題は尽きない。
自分たちの会が、対象世代の真のニーズに応えられているのかと考えるとき、「応えている」と即答できるだろうか。個々の会員がこれまでの人生経験を生かして、主体的に活躍できる場をつくるなども求められる。対象世代のニーズに可能な限り応えていくと共に、それぞれの会の役員はもとより、全会員が情報を共有し、比較的若い年齢層の会員増めざして今何らかの手を打たなければならない。でなければ、各会の、そして三老連の明日への展望は開けない。(「矍鑠」第2号(平成29年4月発行)から)
支部の中でも比較的勢いがあると言われている私どもの東信貴ヶ丘支部だが、その会員数は53名(平成31年4月1日現在)にまで減った。厳しい現状を物語っている。ただ、7月になって新入会が1名あった。これを契機に増やしていければと思っている。(7/14記)